私が住んでいたミシガン州のすぐ南に接しており、最も近かったためよく行きました。オハイオ州やその周辺に住んでいる方でなければ、日本人の方にとってはこれといった有名なものが何も浮かんでこないかもしれませんが、個人的にはいろいろおすすめがありますので、オハイオ州周辺に住んでいる方々には、訪れてもらえるように参考になれば嬉しいです。
オハイオ州の基本情報
人口と面積
人口:約1,100万人 (全米第7位)
面積(陸地水域計):約116,000 平方キロメートル (全米第34位)
※参考:東京都の人口が約1,400万人、北海道の面積が約83,000平方キロメートル
合衆国加入:1803年(17番目)
有名都市
州都:コロンバス(Columbus)、人口: 約90万人(2020年)
最大都市:コロンバス
その他の有名都市:シンシナティ(Cincinnati)、クリーブランド(Cleveland)
コロンバスは、日本人にはほぼ馴染みのない都市ですが、人口は全米で第14位を誇る大都市です。有名日系企業もいくつかあるので、日本人の駐在員も多く住んでいます。ただ、やはり日本から観光目的で訪れるほど有名なものはないかもしれませんね。同じオハイオ州では、他にシンシナティ、クリーブランドも有名なため、人気が分散されてしまっている感じでしょうか。4大スポーツのチームもこの3都市で分散してしまってます。市そのものの人口は、コロンバスが他の2都市(共に人口30~40万人)を圧倒するのですが、都市圏人口ではクリーブランドが350万人規模なのに対して、コロンバスとシンシナティが同程度の250万人規模ということで、この3つはどこが1番なのかで意見がわかれそうな3都心です。個人的に一番好きなのは、街の雰囲気を理由にシンシナティです。次にクリーブランド。クリーブランドは4大スポーツでホッケー以外は全部チームがあるんですよね。シンシナティは野球とアメフトで、コロンバスはホッケーのみでして。
その他、雑学
オハイオ州は有権者の構成(人種や年齢層)がアメリカ全体と似ていることから「アメリカの縮図」と言われており、大統領選挙などでは、アメリカの国民全体感情を測る上での基準になることが多く、選挙の際オハイオ州の名前はよく出てきます。
内陸ということもあり、冬は州内全域結構寒いですし、最南部のシンシナティでも雪が降ります。
おすすめ観光地
シンシナティ (Cincinnati)
オハイオで観光と言えば、個人的にはまずはシンシナティですね。とにかくシンシナティとケンタッキー州の境を流れるオハイオ川が都市の景観を非常に引き立てていて、おすすめしたい都市です。
野球のシンシナティ・レッズのホームスタジアムやその付近のオハイオ川沿いの公園は暖かい時期に行くと非常に良いです。また、川が見えるようなレストランでの食事も非常に良い思い出になるはずですよ。
またシンシナティを象徴する橋として、オハイオ川にかかる上の写真の橋が特に有名なのですが、ニューヨークのブルックリン橋に似ていると思いませんか?それもそのはず、ブルックリン橋とは設計者が同じで、さらにいうならブルックリン橋よりこちらの方が古いんです。ただ橋の名前は、その設計者の名前そのまま取って、ジョン・A・ローブリング橋。
ちなみに、こんな橋を上から撮れる場所がないかと我が家は場所を探して、車でダウンタウンから東へ川沿いに少し離れたEden Park Overlookというポイントまで行きました。橋が見える場所ではなかったですが、川を上から見渡せる良い景色でしたが、ケンタッキー側からならこの写真のように、街と川の両方が背景になる映えるポイントがあるかもしれません。(ということでこの写真は悔しいですが、私が撮ったものではないです。)
シンシナティ ミュージアムセンター (Cincinnatti Museum Center)
元々は駅の庁舎だった建物が自然科学博物館、歴史博物館、子供博物館、映画館が入った複合施設として生まれ変わったもので、建物の外観がいかにも昔の駅庁舎という感じでとても洒落てます。親子連れでにぎわっていて混雑している確率が高いですが、やはり子供と一緒に行ってみて欲しいシンシナティの見どころの1つです。子供博物館、子供がいるご家庭は是非どうぞ!
シンシナティ動物園 (Cincinnati Zoo)
こちらも小さな子供連れで行くなら、間違いなくところです。アメリカでもかなり歴史ある動物園のようで、子供と楽しむなら外せない場所ですね。
Traders World Flea Market
シンシナティから北の郊外でI-75沿いにあるキリンのオブジェがたくさん立っていることが目を引く建物。I-75を走るたびに何なんのか気になっていて、最後は興味本位だけで行ってみたところ、店の名前通りですが世界の輸入品を扱ってる蚤の市でした。
こちらが公式ホームページですが、まぁホームページ見ても何売ってるのかよくわかりません。確かに行ってみて思いましたが、一言では言えない感じの”いろいろなもの”です。なので、期待通りではないかもしれませんが、I-75沿いでアクセスが非常に良く、シンシナティの大型アウトレットもすぐ近くにあるので、あわせてついでに時間があったら行ってみるのも良いと思います。
そのアウトレットに関しては、アメリカの一般的なアウトレットですが、大型アウトレットで賑わってます。
クリーブランド (Cleveland)
クリーブランドも実はいろいろあってなかなか良いです。
Edgewater Beach
名前の通りビーチです。オハイオには海はないですが、五大湖の1つエリー湖があるんです。そのエリー湖のビーチです。このビーチは店もいろいろ出ていますし、このビーチに隣接して公園やヨットハーバーなどなどあったりで、クリーブランド中心からも近く、夏場は非常に混雑します。ちなみに上の写真のClevelandの文字のモニュメントがあるのも、このビーチ付近のCleveland Script Sign – Edgewater Parkというところです。向こうにクリーブランドの高層ビルが見え、写真を撮るには絶好の映えポイントです。
ウエストサイド・マーケット (West Side Market)
食材を中心にいろいろ売ってます。ちょっと古そうな感じがまた雰囲気がよくてGood。雑多な感じですが、マーケットとして非常に活気があってそれも良い感じです。一度行ってみると面白いと思います。それほど大きなマーケットではないので、1~2時間もあれば十分だと思いますので、ちょっとした時間があれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
こちらは、公式サイトです。
ロックンロールの殿堂 (Rock and Roll Hall of Fame)
実は私は行けずでしたが、ずっと気になっていた場所です。クリーブランドのダウンタウンから程近くにあります。行っていないので気の利いたコメントできませんが、ロック好きな人は楽しめると思います。個人的には行ってみたかったのですが、おそらく子供連れには向いてない気がするので、我が家は行けなかった感じですね・・・。
こちらは、公式サイトです。
クリーブランド動物園 (Cleveland Zoo)
正直、そこまで特別な動物園ではないかもしれませんが、小さな子供連れで行くなら間違いないですよね。そんな感じで、我が家はいろいろ動物園には行ったので、クリーブランドでももちろん行ったという感じですね。我が家はシンシナティ、トリードに続いて、オハイオの動物園3つ制覇です。
コロンバス
コロンバスはアンティークの店が多いことで有名です。それ以外にも・・・有名なものはあるとは思いますが、詳しくなくて、すみません。
Heart of Ohio Antique Center (アンティークショップ)
コロンバスにいろいろあるアンティークショップの中から紹介するなら、絶対にここは外せないでしょう。というか我が家はこの店のためだけにコロンバスへは来ました。真偽は未確認ですが、私の周囲ではアメリカで最大のアンティークショップだという噂もありましたので。でも確かにかなり広いです。
私もそこまでアンティークに詳しいわけではないですが、Fire KingやCandlewickといったアメリカの有名アンティーク食器は、我が家も記念に欲しいなと思いつつ、近所のアンティークショップも見て回っていましたが、このHeart of Ohio Antique Centerの規模はすごいですね。見るのに2~3時間くらいはかかるんじゃないでしょうか?アンティーク好きなら、必ず行ってみた方が言いと思いますが、もしアンティーク好きじゃなくても十分話のネタにはなると思います。
こちら、公式サイトです。
トリード (Toledo)
私はこの発音はずっとトリードだと思ってましたが、日本語サイトではトレドという記載が結構ありますね。スペインにある同名の街はトレドな気がするのでスペイン語読みだとトレド?実際アメリカ人がどう発音していたのかの記憶はなく、どなたか知っていたら教えて下さい。余談でした。
トリード動物園 (Teledo Zoo)
シンシナティ、クリーブランドに続いて、我が家にとってはオハイオ州3つ目の動物園です。動物園の中に、水族館があるという珍しい動物園です。まぁ入場料は水族館込みの値段で、そこまで大きな水族館ではないですが、お得感はありますよね。
こちら、公式サイトです。
その他
African Safari Wildlife Park
場所はトリードからエリー湖沿いに東へ車で30分程度走ったところでしょうか。いわゆるサファリパークです。動物たちがいる園内を車で直接回るというあれです。しかも自分の車で回り、車から餌があげられます。餌をあげると、周囲に動物が群がって、ちょっと怖さを感じる場面もありますが、まぁ子供達は大興奮で、はしゃぎまくりです。
ただ、面白いんですが、いかんせん車が汚されたり、下手すると傷つけられるので、それが絶対に嫌なら強くはお薦めできないのが残念なところです。うちの車も少し傷つけられましたが、売却時の査定に影響するほどのものではなかったです。(個人的にはアメリカではちょっとくらいの車の傷は気にされない気がします。)
こちら、公式サイトです。
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