ペンシルべニア州のおすすめ観光

観光

 ニューヨーク市からニュージャージ州を挟んだ西、オハイオ州の東に位置するペンシルべニア州。海(大西洋)に面してはいないが、アメリカ東海岸の州に分類されることが多い。州最大都市のフィラデルフィアは、ニューヨークとワシントンDCの中間に位置し、東海岸では2番目の人口を持つ大都市であり歴史的にも経済的にもその存在感が非常に大きい。

ペンシルベニア州の基本情報

人口と面積

人口:約1,300万人 (全米第5位)
面積(陸地水域計):約119平方キロメートル (全米第33位)
 ※参考:東京都の人口が約1,400万人、北海道の面積が約83,000平方キロメートル
合衆国加入:1787年12月12日(2番目)
 ※アメリカ独立13州の1つなので、1976年7月4日とも言えるが、合衆国憲法批准日で示されることが多い。

有名都市

州都:ハリスバーグ(Harrisburg)、人口:約5万人(2021年)
最大都市:フィラデルフィア(Philadelphia)、人口:約160万人
その他の有名都市:ピッツバーグ(Pittsburgh)、人口:約30万人

州の東端にフィラデルフィア、西の端にピッツバーグ、そして中央にハリスバーグのような位置関係。フィラデルフィアは、ニューヨークやワシントンDCに近く、アメリカの歴史的にも重要な東海岸な都市のイメージが強い一方、ピッツバーグはオハイオ州や五大湖の1つエリー湖に近いことから、五大湖周辺のアメリカ中西部に属するイメージが強い。
ハリスバーグは、日本人にはまったく知名度がないというアメリカの州都あるあるです。

その他、豆知識

フィラデルフィアの歴史

 フィラデルフィアは、1700年代半ばにボストンを抜いてから、1800年代にニューヨークに抜かれるまで北アメリカ最大の都市であり、1790~1800年はアメリカの首都でした。ちなみに、1790年までの首都はニューヨーク、1800年以降はワシントンDC。そのため、アメリカ独立期にはアメリカ合衆国建国の父と呼ばれる人たちが集い、フィラデルフィアがアメリカ独立の地となりました。

 ちなみにアメリカ建国の父は、数人レベルではなく、独立宣言や憲法に署名した人などで、50人を超えている。(“父”っていうくらいだから、せめて10人以下くらいかと思うけど結構たくさんいる。)
 ちなみに建国の父の中にはジョージ・ワシントンなどその後、大統領になった人たち以外では、現在の100ドル札肖像画のベンジャミン・フランクリンや、ビールで有名なサミュエル・アダムスらがいます。(私もずっと好きなビールの1つでしたが、「サミュエル・アダムスって、誰やねん!」と思って飲んでました。)アダムスがボストン出身なので、ボストンのビール会社がそう名付けて販売したということです。

映画「フィラデルフィア」

 ハリウッド俳優のトム・ハンクスが1994年のアカデミー賞で主演男優賞を受賞した有名な映画の1つですが・・・内容が重いです。そして、時代も変わってきたため、少し古さを感じる映画かもしれません。まぁ、フィラデルフィア観光の前に見ると良いとかいう映画でもないので、ただの情報でした。

おすすめ観光地

フィラデルフィア (Philadelphia)

 アメリカ独立の地であることから、それに関連する観光が有名。写真の道路先に見えるのが市庁舎です。

市庁舎 (City Hall)

非常に荘厳な建築物で、近くまで行って見るだけでも十分な価値がありますが、折角なら市庁舎の展望台へ上がってみるのが良いと思います。また市庁舎の北西近くには、記念写真で有名なLOVEパークもあるため記念写真のためだけに訪れるのも十分ありな場所です。

独立国立歴史公園 (Independence National Historical Park)

 合衆国生誕の地と呼ばれており、リバティ・ベル・センターや独立記念館などアメリカ独立にまつわる見どころが多い。市庁舎とともにフィラデルフィア市内中心部にあるので、渋滞に巻き込まれる可能性もありますが、市庁舎エリアとこの公園は是非立ち寄って欲しいところです。

リバティ・ベル・センター (Liberty Bell Center)

 独立の象徴と言われる自由の鐘が展示してある。亀裂が入っていることも有名で、見ておきたいところですが、日によっては入場するのに並ばないといけない可能性があります。(我が家は独立記念日前日に行ってしまったせいか長蛇の列ができており中に入るのは断念。窓を通して建物の外からも鐘は少し見ることができますが、やはり間近で見たいところです。)

独立記念館 (Independence Hall)

 独立国立歴史公園へ来て、時間があるならここも行っておきたい場所ですが、見学には整理券が必要なので、混雑するシーズンだと、優先度は下がるかも。

ベッツィ・ロスの家 (Betsy Ross House)

 最初の星条旗を縫ったとされる女性の家の跡を資料館にした場所ですが、展示物というよりもギフトショップで星条旗などのおみやげ狙いで立ち寄るだけでも楽しめると思います。

フランクリン科学博物館 (The Franklin Institute)

 私は行っていないですが、体験型の博物館としてはアメリカトップクラスらしいので、面白そうかなという感じです。

フィラデルフィア美術館

 全米でも有数の美術館と知られており、興味がある方は是非行ってみることをおすすめします。また美術にさほど興味がない方でも、この美術館前には「ロッキー・ステップ」という映画「ロッキー」でシルヴェスター・スタローンがトレーニングで駆け上がった階段があり、近くにはロッキーの銅像まで立っているので、記念に訪れてみるのも良いと思う。また、この美術館の前は大きく開け、遠くの真正面には市庁舎が見えるほど、この辺りの景観は非常に良いです。

ピッツバーグ (Pittsburgh)

 観光で訪れる日本人は少ないかもしれませんが、週末に一泊でも行けるオハイオ、ミシガン、ワシントンDCあたりの方や、旅行の途中で立ち寄れる方は、是非訪れて欲しいと思う街です。2つの川が合流し、オハイオ川になるという3つの川に囲まれた街というところが、その景観を引き立たせてます。

インクライン (Incline)

 丘を登るケーブルカーです。マノンガヘイラ線(Manongahera)とデュケン線(Duquesne)の2箇所あります。マノンガヘイラ線の乗り場は、ステーションスクエアの目の前なので、ステーションスクエアと合わせて行くのがおすすめです。丘の先にはお洒落なレストランはありますが、それ以上何かがあるわけではないです。それでも十分というくらいピッツバーグの街を見渡せる素晴らしい景色が見られます。
 我が家は、マノンガヘイラ線しか乗ってませんが、デュケンの方も非常に良さそうです。乗り場付近からの景色だけでも良さそうなので、車で付近へ行くだけでも行ってみれば良かったと思ってます。写真はマノンガヘイラのケーブルカー内からの写真です。

ステーションスクエア (Station Square)

古い駅舎を改造した複合施設で、クルーズ船の申し込み場所であったり、ショップやレストランが並びます。天気が良い日に、川と街が見渡せるレストランで食事できたら、気分はもう最高です。

ポイント州立公園 (Point State Park)

 3つ川と高速道路(I-579)に囲まれたピッツバーグの中心地をゴールデントライアングルと呼びますが、その先端に位置する州立公園。景観が素晴らしいピッツバーグの名所です。

アンディ・ウォーホル美術館 (The Andy Warhol Museum)

 ピッツバーグ出身の芸術家アンディ・ウォーホルの美術館。芸術に詳しくない方でも、Campbell’s(キャンベル)のトマトスープ、マリリンモンローの絵は見たことがある人が多いと思います。好きな方は、是非どうぞ。
 私も行ってませんが、時間があれば行きたかった。

以上です!はい。

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